ソープランドは、日本国内において風俗の王様として風俗の頂点に位置する業種として、長年愛されています。 このソープランドですが、日本独自に発展してきた風俗でありその歴史は非常に長く、実は他国の風俗にも影響を及ぼしていたりします。 今回は、ソープランドの歴史と他国への伝播について取り上げてみます。
◆ ソープランドの歴史
ソープランドの歴史は非常に長く、元々は「トルコ風呂」という名称だったのは広く知られています。 その日本国内における始まりは、1951年4月1日に東京都中央区東銀座で開業した『東京温泉』で、スチーム式のお風呂いわゆるサウナを楽しむ場所で、ミストルコと呼ばれる女性が垢すりやマッサージを行う、健全な入浴施設でした。 現在でもソープランドが特殊浴場と呼ばれるのはこれが理由で、通常のお風呂ではなくサウナがメインだったからです。 この方式が人気になるに連れて同様のトルコ風呂が増えたものの、個室で裸の男性へのマッサージを女性が行うということから、徐々に性的サービスを行う所が増えていきます。 1953年には都内20店舗、全国で70店舗まで増えたトルコ風呂では、「おスペ」と呼ばれる手コキサービスが行われ、それが評判になってその数を増やしていきました。
1958年に売春防止法が制定され、赤線が廃止されたことで赤線で働いていた女性がトルコ風呂に流入し、本番行為が行われるようになります。 1966年には風営法の適用対象になったことでただの入浴施設から性風俗店としても認定され、現在のような個室入浴施設と性風俗店の2つの面を持つ特殊な位置になりました。 なお、この年に初めて正式な調査が行われ、全国で700店以上のトルコ風呂が存在していたようです。 1970年以降に様々な週刊大衆誌によってトルコ風呂が取り上げられ話題になり、1984年にトルコ人留学生によって性風俗に自国の名前が使われていることに抗議が起こり、現在のソープランドへと改名されることになります。
なお、現在では公衆浴場法が改正されたことでサウナ設備が必須ではなくなり、サウナがある所はほとんどありません。 かつては個室付き特殊浴場という名称もありましたが、これも廃止されています。
◆ ソープランドのシステムは他国にも伝播した
このような歴史を持つ日本のソープランドですが、このシステムは他国でも真似されていたりします。 日本のお隣、韓国では「按摩施術所」という名称で、かつては日本と同じ「トルコ風呂」が使われていたものの、こちらもトルコからの抗議で改名した経緯があります。 風俗営業に厳しいとされている中国でも、入浴センターと呼ばれる銭湯で同様のサービスが行われていて、大都市から地方都市まで広く展開しています。 タイではマッサージパーラーという名称で、ソープランドと同じようなサービスが展開されています。
アジア圏へ伝播した理由は諸説ありますが、いずれも日本で繁盛している風俗を帰国した外国人が広めたというのが有力です。 そのため、現地に合わせてサービスがカスタマイズされていたりするのが面白い所です。
日本国内のみと思われていることも多いソープランドですが、実際には海外でも同様のサービスを受けられます。 外国に行った際に現地の風俗を楽しみたいというときは、まずは似たシステムの風俗を利用してみると、遊びやすいかもしれません。
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