ソープランドが存続するために大事な建前というもの

日本は風俗に対して色々と厳しく、現在風俗業が成立しているのも本音と建前があるからというのは、逃れようのない事実です。
数ある風俗業種の中でも、その実態と建前が大きく乖離していると言われているのがソープランドで、その御蔭で今でも残っていると言っても過言ではありません。
では、ソープランドが成立している建前というのはどんなものなのでしょうか。

◆ ソープランドは公衆浴場

まず、最初の建前となっているのが「ソープランドはあくまで公衆浴場である」というものです。
ソープランドの法的な位置づけですが、性風俗店と公衆浴場の2つの属性を持っています。
この2つの条件を満たさなければソープランドとして営業することが出来ず、それのおかげで性風俗店とも言えますし個室の銭湯とも言えるわけです。
また、ソープ嬢についても本来は入浴介助を行う湯女であり、ホテヘルやデリヘルといった純粋な風俗嬢とは違う存在としても考えられるでしょう。

◆ システムにも建前が現れている

ソープランドのシステムについて軽く触れてみますと、次のような形になっています。

ソープランドのシステムは、浴室などを持つ店舗とそこで働くソープ嬢、そして利用する男性の3つの要素で成り立っています。
店舗が個人事業主のソープ嬢と契約して働く場所を貸す、そこに男性客が入浴をしに来る、男性客はお店に入浴料を支払い、個室の浴室へ行くと入浴介助をするソープ嬢が居て、その女性にサービス料を支払うことで何故か一目惚れしてしまう現象が発生して、入浴の手伝いだけではなく自由恋愛の下に風俗のようなサービスが行われるのです。

このようなシステムになっていますから、ソープランドのホームページの料金システムの所では、入浴料しか記載していない事も珍しくありません。 しかしながら、最近では入浴料にサービス料を加えた総額料金を記載している所も多くなり、このような建前が曖昧になってきています。
確かに総額で料金がわかった方が後々揉める事も無い明朗会計というものですが、建前があって成立している風俗ということを考えれば、必ずしも良い傾向とは言い難いのかもしれません。

昨今ではソープランドは風俗であるという認識が強く、こうした建前がある意味に疑問を持つ方もいるでしょう。
しかし、こうした建前があるからこそグレーゾーンで営業が出来るわけで、もしこの建前をなくしてしまえばソープランドの存続はほぼ不可能です。
白々しいとは思うかもしれませんが、ぜひここはおとなしく建前に準じつつソープ遊びを楽しみましょう。

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